【立ち会い出産】陣痛時に旦那さんがやるべきこと【経験談】
立ち会い出産をする予定だけど、初めての体験なので不安。よく立会い出産のネガティブな体験談も見るので、いざ陣痛が始まったときにうまく立ち回れるか不安。実際に立ち会い出産を経験した旦那さんから具体的なアドバイスをしてほしい
こういった悩みを解決します。
結論から言うと、陣痛中に焦らずしっかりと立ち回るために重要なのは、たった2つです。
- 事前の準備
- 旦那さんの心構え
この2つを押さえておけば基本的に、立ち会い出産は失敗しません。
この記事を書いているぼくはつい先日、第一子が産まれました。立ち会い出産をしましたが、上手とは言えないにしても、奥さんに怒られることもなく、立ち会いができました。この記事は、その記憶が新しいうちに書いています。
実際に立ち会い出産を経験して、事前に準備しておいてよかったことや、奥さんの陣痛中に気をつけた方がいいことをご紹介します。
この記事の目次
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1.なぜ事前の準備と心構えが大切なのか
ネットで立ち会い出産の体験談を見ていて、ネガティブな意見の中で、1番多いのが夫の軽率な振る舞いによるものです。
- 陣痛で苦しんでいるときに、横で新聞を読んでいた
- やたらと質問してきて鬱陶しい
- 何かをお願いしてもすぐに動かない
- いてほしいときにそばにいない
これらの原因は、立ち会い出産が夫婦の共同作業だという認識が足りないからだと思います。
実際に出産するのは女性ですが、旦那さんに「出産は女性の仕事だから」という気持ちがどこかにあると、奥さんに伝わってしまいます。
陣痛中の奥さんは、数分おきに訪れる激しい痛みに耐え、命をかけて出産に向き合っています。そんなときに、パートナーである旦那さんの軽率な行動を見た奥さんはどう思うでしょうか?
おそらく「いざというときには、自分を助けてくれないんだな」と感じるのではないでしょうか。
まずは、出産は「夫婦の共同作業」という認識を持ちましょう。その上で、旦那さんも立ち会い出産に向けて、必要な準備をしておきましょう。
そうすることで、いざ陣痛が始まったときにあわてずスムーズに立ち回れるはずです。
2.陣痛が始まる前に、旦那さんが準備しておくべきこと
出産に対する認識を改められたら、立ち会い出産に必要な準備をしましょう。
ここでは、実際にぼくが準備しておいてよかったものや、陣痛が始まる前にやっておいた方がいいと思ったことをご紹介します。
前もって準備してよかったもの4つ
- 多めの水分
- リップクリーム
- うちわなどあおぐもの
- ポリ袋
- 軽食や果物
多めの水分
陣痛から出産までの時間は、本当に人それぞれです。2時間で産む人もいれば、48時間以上かかる人もいます。長期戦になることを想定して、水分を多めに用意しておいた方がいいです。
もし余っても、奥さんが入院中に使えるので。
奥さんに飲ませるときは、ストロー付きのキャップを用意しておくと寝ながらでも水分補給できるので便利でした。
リップクリーム
陣痛中は、呼吸をたくさんするので口が乾燥します。
くちびるがガサガサになるので、リップクリームやワセリンなどくちびるを保湿するものを用意しておくといいです。
うちわなどあおぐもの
陣痛中、奥さんが暑がっていたので病院からうちわをお借りしてあおぎました。
中には、陣痛中に発熱する妊婦さんもいるみたいです。
ネットの体験談を見ても「陣痛中に妊婦さんが暑がっていた」という感想が多くみられたので、割と一般的だと思います。
うちわ以外に、卓上扇風機なども便利かもしれません。
ポリ袋
助産師さんの話によると、陣痛のタイミングで吐き気を催すことがあるみたいです。うちもそうでした。病院で用意してくれると思うので、予め準備しておいてもらうと、いざというときに慌てずにすみます。
軽食や果物
立ち会い出産は、旦那さんも体力を消耗するので、栄養補給できるものを用意しておいたほうがいいです。病院では、旦那さんのご飯が出ないのでなおさら。
陣痛中は、ゆっくり食事を取る時間がないので、おにぎりやバナナなどパッと食べられるものが役立ちました。
普段コンタクトなら、メガネを準備しておいたほうがいい
長期戦になる場合、普段コンタクトを付けている方も、メガネを用意しておいた方がいいです。
少しでも疲労を軽減して、奥さんをしっかりサポートできる体制を整えましょう。
陣痛が始まる前にやっておいた方がいいこと5つ
- 奥さんとのコミュニケーション
- 病院への行き方をシミュレーションしておく
- 指輪や腕時計などの装飾品を外す
- リラックスできる服装で臨む
- 陣痛中でも休めるときに休む
奥さんとのコミュニケーション
陣痛が始まると、奥さんは痛みに耐えるのに精一杯で、ほとんど会話ができなくなる可能性があります。
陣痛の前に夫婦でしっかり話し合い、奥さんの望むことを予め知っておくことが大切です。
ぼくは、以下のことあらかじめ奥さんと決めていました。
- 「痛くない?」「辛い?」などネガティブなワードを使わない
- 「大丈夫だよ!」「赤ちゃんも頑張ってるからね!」など前向きな言葉で励ましてほしい
- 呼吸が浅くなっていたら、リードしてほしい
特に呼吸のリードは効果的でした。陣痛中に深呼吸をすることは、痛みを逃したり、赤ちゃんにしっかり酸素を届けたりする効果があります。
ですが、奥さんも常に痛みと戦っていますので、呼吸が浅くなってしまうことがあります。
そんなときに、旦那さんが「スーハー、スーハー」と深呼吸をリードしてあげることで、奥さんも深呼吸がしやすくなります。助産師さんも実践していたので、間違いないと思います。
奥さんの望むことを予め知っておくことで、陣痛中に不用意に質問をして、奥さんをイライラさせることも無くなりそうですね。
病院への行き方をシミュレーションしておく
奥さんは、妊婦健診で定期的に病院へ通う機会がありますが、旦那さんが病院に行くことは少ないと思います。
病院まで車で行く場合は、前もってルートを確認しておいた方がいいです。
ぼくもそうでしたが、破水や陣痛が始まった奥さんを横に乗せて運転すると、気持ちがすごく焦ります。奥さんからもいつもより運転が荒かったと言われました。
また、時間帯によっては予定していたルートが混んでいる可能性があるので、複数ルートを用意しておくとより安心です。
旦那さんも一度は、実際に病院まで行ってルートを確認しておけば、本番の焦りを軽減できます。
指輪や腕時計などの装飾品を外す
陣痛中は、指輪や腕時計など、身につけた装飾品は外しておいた方がいいと思いました。
陣痛の痛みを逃がすために、奥さんに思いっきり手を握らせることがあります。このときに、指輪などをしていると、締め付けられて自分の指をケガする可能性があります。
ぼくは途中で気づいて外しましたが、本当に激痛だったので、予め外しておくことをおすすめします。腕時計も、奥さんに怪我をさせるといけないので、外しておいた方がいいです。
休めるときに休む。リラックスできる服装で臨む
出産は長期戦になることもあります。旦那さんも休めるときには、横になって身体を休めた方がいいです。スウェットなど、リラックスできる服装だと、疲れも軽減されます。
「奥さんが頑張っているときに、自分だけ休むなんて」と、思う方もいるかもしれませんが、長期戦になる場合、最初のうちは陣痛が比較的軽かったり、間隔が長かったりします。
常に気を張った状態だと、旦那さんも体力が持ちませんし、「いざ出産」というときに、ヘトヘトになっていては元も子もありません。
なので「いざ出産!」となったときに、奥さんをしっかりサポートするために、旦那さんもしっかり休んでおきましょう。
とは言っても、僕自身も「寝たら奥さんに悪い」と思っていたので、なかなか休めませんでした。でも、助産師さんに「まだ時間かかるから、旦那さん寝てください。その間、代わりにみておきます」と言ってもらったことで、休むことができました。
そこから10時間以上経ってからの出産でしたが、少しでも休んだおかげで体力持ちました。
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3.どれだけ準備していても想定外のことは起こる
ここまで、立ち会い出産を成功させるためには、準備と心構えが大切という話をしてきました。
ですが、どれだけ準備をしていても想定外のことは起こりますし、出産の現場はまさに戦場なので、思ったように動けないこともあります。ぼく自身、経験してわかったこともたくさんありました。
ですが、基本的には「奥さんを120%優先する」というスタンスさえを守っていれば、どんなことが起きても、大きな失敗をすることはないと思います。
ぼくは、奥さんの陣痛中に仮眠しましたが「いざ出産というときに奥さんを全力で支えたい」という気持ちがあったからでしたし、仮眠したことで奥さんと関係が悪くなることはありませんでした。
なので、想定外のことが起きたときも慌てずに、奥さんの望むことのみ実行するようにしましょう。
4.準備と心構えができたら、堂々と立ち会い出産に臨む
出産で1番大変なのは奥さんです。特に初めての出産だと、分からないことだらけなので不安や恐怖も大きいと思います。
隣にいる旦那さんまで、不安な顔をしたり、おどおどしたりしていたら、奥さんは余計に不安になってしまいます。
大切なことなので何度もいいますが、立ち会い出産を成功させるために重要なのは、2つのみです。
- 事前の準備
- 旦那さんの心構え
この2つさえちゃんとしていれば、立ち会い出産が失敗することはありえないと思います。
なので立ち会い出産をする旦那さんは、自信を持って堂々と、大切な奥さんを支えてあげてください。
立ち会い出産は、夫婦が一緒になって出産に向き合うことができるとてもいい機会です。夫婦の絆は深くなりますし、赤ちゃんが産まれたときの感動もより大きくなります。
立ち会い出産を通して感じたメリットは、下記の記事でも解説していますので、よければ合わせてご覧ください。
この記事が、立ち会い出産を控えた旦那さんや奥さんの、不安の軽減に役立てれば嬉しいです。