【経験談】旦那さんが立ち会い出産するメリットと大切な心構え
立ち会い出産をするか悩んでいる。経験者の意見を聞きたいな。よく立ち会い出産が原因で「離婚した」とか「夫に失望した」というネガティブな意見も聞くけど、実際どうなんだろう。どうすれば立ち会い出産を成功させられるのかも教えてほしいな
今回はこういった疑問にお答えします。
この記事を書いているぼくは、つい先日立ち会い出産を経験したばかりです。ぼく自身が、立ち会い出産して本当に良かったと思っていますし、妻との絆もより深くなったと感じています。
実際の経験を踏まえて、立ち会い出産のメリットや、立ち会い出産を成功させるために気をつけたことをご紹介したいと思います。
結論から言うと、旦那さんは可能なら絶対に立ち会い出産すべきです。
その理由を詳しく解説してきます。
※ただし、中には奥さんが「立ち会ってほしくない」という場合もあるので、事前に相談が必要だと思います。
この記事の目次
スポンサードサーチ
1. 旦那さんが立ち会い出産する4つのメリット
ぼく自身が立ち会い出産を経験して「よかったこと」を4つご紹介します。
1-1. 出産の喜びが大きくなる
陣痛が始まってから、奥さんは数分おきにやってくる激痛に耐えることになります。実際に出産するのは奥さんですが、立ち会っている旦那さんも奥さんにマッサージをしたり、うちわで扇いだり、やることはたくさんあります。
また、陣痛が始まってから出産するまでに、数十時間かかることもあります。うちの場合は、陣痛から出産まで10時間以上かかりました。
旦那さんも一緒になって出産の大変さを経験すると、産まれたときの喜びはより大きく感動的になります。
また、出産後、一緒に振り返りができるのも立ち会い出産のメリットです。
「このときは大変だったね」とか「ここはもっとこうすればよかったね」といった会話は、旦那さんが出産に立ち会っていないとできないですよね。
1-2. 父親になる覚悟ができる
出差前までは、正直言って「本当に自分が親になれるのか?」という不安がありました。
ですが、産まれたばかりの赤ちゃんと初めて対面したとき、不安が吹っ飛びました。
産まれたばかりの赤ちゃんは、か弱くて、とにかく生きることに必死です。その姿を間近で見ると「何があってもこの子を守りたい」と心から思えます。赤ちゃんの父親になれるのは、自分しかいませんから。
あとは、我が子は純粋に超かわいいです。
ぼくは、子どもが好きな方なので、友達の赤ちゃんを抱っこさせてもらったり、一緒に遊んだりしますが、我が子を見たとき、今まで出会ったどの子よりも、我が子がかわいすぎて衝撃を受けました ←親ばかが生まれた瞬間w
旦那さんが立ち会い出産すると、父親になる覚悟ができます。
1-3. 妻に心から感謝できる
出産の壮絶さは、立ち会ってみるとよくわかります。
奥さんは激しい陣痛の痛みに耐え、死ぬ思いで出産します。
出産直後の妻の疲れ切った顔を見て、自然と出てきたのは「本当にお疲れ様。よく頑張ってくれたね。ありがとう」という感謝の言葉でした。ぼくは、感謝を伝えながら、泣いて妻の顔に頬ずりしてました。 ←妻からしたらちょっとうっとうしかったかも^^;
出産後の奥さんのサポートにも、より積極的になります。だって死ぬほど辛そうな姿をこの目で見てますからね。。。
赤ちゃんが産まれる瞬間も感動的ですが、そこに至るまでの奥さんの姿を見ると、喜び以上に奥さんへの感謝の方が大きくなります。
1-4. 赤ちゃんを最初に抱かせてもらえる(かも)
これはサプライズでしたが、産まれたばかりの赤ちゃんを最初に抱かせてもらえました。
赤ちゃんが産まれると、母子接触があると思いますが、旦那さんが赤ちゃんを抱けるのはその後になると思います。(病院によって違うかもしれません)
妻が事前に「最初に夫に赤ちゃんを抱かせてあげてほしい」と看護師さんに頼んでくれたみたいです。
我が子を誰よりも早く抱かせてもらえるのは、経験してみるとめちゃくちゃ嬉しかったです。
一般的に当てはまるメリットではないかもしれませんが、参考になればとおもって書きました。
2. 立ち会い出産にはネガティブな意見もある
ネットで「立ち会い出産が原因で離婚した」「こんなはずじゃなかった」といったネガティブな記事をよく見かけます。
たいていは、出産中の旦那さんの行動が原因のようです。
こういった記事を見ると、立ち会い出産に懐疑的になってしまう気持ちもよくわかります。
うちの場合は、立ち会い出産をして価値観が変わりましたし、妻との絆をより強くすることができたと思っています。
立ち会い出産をするにあたって1番大切なのは、旦那さんがどんな心構えで臨むかだと思います。
ぼくは以下のことに気をつけて立ち会い出産に臨みました。
- 旦那さんは軽い気持ちで立ち会い出産に臨んでいけない
- 妻を120%優先する
- 普段からのコミュニケーションを大切にする
順番に解説していきます。
旦那さんは軽い気持ちで立ち会い出産に臨んでいけない
旦那さんに「出産は女性の仕事」という気持ちがあると、奥さんに伝わります。
こういう考えを持ったまま立ち会い出産に向かうと、出産を自分ごとに考えられず軽はずみな行動に繋がります。
なので、立ち会い出産をすると決めたなら「最後まで奥さんと一緒に頑張る」という姿勢を持ちましょう。
逆にその姿勢を持てなければ、立ち会い出産はしない方がいいです。
妻を120%優先し、余計なことはしない
立ち会い出産中は、妻を120%優先することが大切です。
出産中の奥さんは必死です。言葉遣いが荒くなったり、態度が悪くなったりしても「仕方の無いこと」と割り切って耐えましょう。
気を利かせて勝手に動いたり「何をしてほしい?」と質問しすぎるのもNGです。
余計なことをして、動いてほしいときにそばにいなかったり、鬱陶しく思われたりしては元も子もありません。
余計なことをせずに、奥さんに指示されたときに、素早く動けるようにスタンバイしておきましょう。
普段からのコミュニケーションを大切にする
陣痛が始まると、奥さんは痛みに耐えるのに精一杯で、ほとんど会話ができない可能性があります。
立ち会い出産に向けて、前々からコミュニケーションを取り、妻の希望を予め知っておくことが大切です。
ぼくらは、以下のことあらかじめ妻と決めていました。
- 「痛くない?」「辛い?」などネガティブなワードを使わない
- 「大丈夫だよ!」「赤ちゃんも頑張ってるからね!」など前向きな言葉で励ましてほしい
- 呼吸が浅くなっていたら、リードしてほしい
特に陣痛の痛みで心が折れそうになったときに「赤ちゃんも頑張ってるからね」という言葉で、力が湧いてきたと妻が言っていました。
スポンサードサーチ
3. 立ち会い出産は夫婦の共同作業
ここまで、立ち会い出産について、実体験を元にしてお話してきましたが、立ち会い出産はしたくてもできない場合があります。それは、以下のような場合です。
- 帝王切開での出産の場合
- 仕事の都合でどうしても立ち会えない場合
- 里帰り出産で、すぐに行けない場合
ぼくらの場合、遠距離恋愛(秋田と島根)で結婚して、出産は里帰りだったので、陣痛が来るタイミングによっては立ち会い出産ができない可能性がありました。なんとか滞在期間中に陣痛が来てくれたので、立ち会うことができました。
なので、立ち会い出産をするか悩んでいる方は「したくてもできない人もいる」ということを、頭に入れておいてもらうと、少し考えが変わるかもしれません。
また、立ち会い出産によるネガティブな結果については、夫婦(特に旦那さん)に、出産は夫婦の共同作業という認識があれば、基本的に失敗は無いと思います。
きちんとした心構えさえあれば、立ち会い出産はメリットしかないので、本当におすすめです。
この記事が、立ち会い出産を悩んでいる方の、参考になれば幸いです。