ライフシフトは20代の若者が絶対に読むべき1冊【所感】
ついにライフシフトを読みました。気になりつつもなかなか読めずにいたのですが、なんでもっと早く読まなかったのかと後悔するレベルでめちゃくちゃタメになりました。
この本は、特に20代の若者こそ読むべき一冊だと思います。そう思った理由を、解説していきます。
この記事の内容
- 寿命が伸びることで、スキルへの投資ができるようになった
- 「雇われずに働く」という選択肢が当たり前になる
- 既存の価値観を捨て、意識的に自分を変化させる必要がある
- 新しいことを学ぶハードルも下がっている
- 若いときにフットワークを軽くして、ガンガン行動すべき
この記事を書いているぼくは、18歳で上京し、ネットワークエンジニアの仕事を2年間経験しました。その後、地元の秋田にUターンし、フリーで仕事をしながら、自分の生き方を模索しています。
スポンサードサーチ
寿命が伸びることで、スキルへの投資ができるようになった
長寿化によって、これまであった既存のロールモデルのうち「労働」の部分が必然的に長くなります。
既存のロールモデル
- 教育
- 労働 ←寿命が伸びるとここが長くなる
- 引退
それによって、1つのスキルだけで、長い労働の期間を乗り切るのが、大変になります。積極的に学び、新しいスキルを身につけていくことが、必要不可欠です。
ポジティブに解釈すれば、興味のあることに、積極的に投資ができる時代になったとも言えます。これまでの労働の期間では、2つ目のスキルを身につける頃には、引退が近づいてきました。
労働の期間が伸びることで、やりたいことに積極的に取り組むことができるようになります。これを活用しない手はありませんよね。
長寿化がもたらす恩恵は、煎じ詰めれば「時間」という贈り物だ。
新しいスキルを身に着けなければならない、と言われるとプレッシャーを感じるかもしれませんが、好きなことをやる自由が与えられたと、めちゃくちゃモチベーションが上がりませんか?
このような考え方は、既存のロールモデルにはなかった価値観なので、その時代を生きてきた人からは、反発があるかもしれませんが、あまり気にする必要はないと思います。自分の人生に責任を取れるのはあなたしかいないので。
3ステージの人生では、実験することに危険がともなう。普通と違う道を歩めば、企業の採用担当者からうさんくさく見られ、キャリアの先々に悪影響が及びかねない。しかし、100年ライフでは実験する姿勢が不可欠になり、同世代の人たちが一斉更新で人生のステージ歩む時代が終われば、企業は人々を型にはめる発想を大きく改めなくてはならなくなる。
ユーチューバーなど、好きなことを突き詰められる人が、稼ぐようになってきてますよね。
雇われずに生きるという選択肢
本書では、既存のロールモデルが通用しなくなり、さまざまなロールモデルを実践する人が増えると言われています。
仕事をする = 会社に行く
という価値観も、選択肢の1つでしか無くなると思います。
テクノロジーの進化で、会社を経由しなくても個人で仕事を受けられる仕組みも整っていますし、在宅ワークにできれば、通勤にかかる時間もまるごと生産活動に使えます。
会社で決められた仕事をこなすよりも、自分の興味があること・好きなことに狙いを定めて、ガンガン努力していくほうが、成長が早いですよね。
将来は、企業が有能なインディペンデントプロデューサーを見出す意欲と能力を高め、個人との間で、一人ひとり異なる関係を築くようになる。
上記の引用からも分かるように、「組織に属さない人」が増えると、企業対個人で、ビジネスの契約が結ばれる可能性もあります。
インディペンデントプロデューサーとは、雇われず自分で仕事(生産活動)をする人です。
テクノロジーの発達で、個人のスキルや実績を、対外的にアピールするハードルも下がりました。
- SNS(Twitterなど)
- Youtube
- ブログ
こういったツールをガンガン使って「何ができる人か」「どんな実績があるか」を積極的にアピールしていけば、ネット経由で「あなたにお願いしたい」と直接依頼がくる可能性があります。
会社に属さなければ、仕事ができない。という価値観も過去のものになりそうです。
スポンサードサーチ
既存の価値観を捨て、意識的に自分を変化させる必要がある
既存のロールモデルは信頼できないので、豊かな人生を送るためには、価値観にとらわれずに、自分の人生を考える必要があります。
とはいえ、変化することには、だれでも抵抗があると思います。
- 新しいことを始める
- 当たり前のようにやっていたことをやめる
- これまでの環境や取り組むことを変える
こういった変化のタイミングで、不安な気持ちになり、足がすくむ気持ちはよく分かります。
ですが、仮に寿命が20年伸びるとしたら、最悪1年や2年棒に振ったとしても、全然リカバリー可能ではないでしょうか。むしろ、何も考えずに生きている方がよっぽどリスクが高いと思います。
ただ漠然と時間を過ごすのはダメですが、自分がやりたいことを探したり、いろいろな人にあって価値観を広げたりすることは、むしろ長い人生を歩む上でプラスになると思います。
新しいことを学ぶハードルも下がっている
昔に比べて、スキルを身につけるための学びのハードルも下がりました。
ぼくの体験談ですが、中学校の頃にプログラミングに興味を持ち、専門書を読みながら独学で勉強したのですが、作業環境を構築できなかったり、周りに相談できる人がいなかったりして、挫折しました。
今だったら、学習に必要なものはすべてネットでそろいます。
- 作業環境を構築できない ←ブラウザ上で、実際にプログラムを動かしながら、学習できるサービス
- 相談できる人がいない ←Teratailなどプロに質問できるサービス
Progateなど無料で始められるサービスもあるので、すぐに学習を始められます。
スポンサードサーチ
若いときにフットワークを軽くして、ガンガン行動する
やっぱり、若いときの方がフットワーク軽く行動できるのは事実です。失うものが少ない段階で、できるだけいろいろなことを経験すべきだと思います。
ぼくたちは、やりたいことを追求できるチャンスが与えられているので、活用しないともったいないですよね。
ライフシフトを読むと、自分の価値観がガラッと変わります。なぜなら、このような考え方を、教えてくれる人がいなかったからです。
まずは、寿命が確実に伸びるという事実を知った上で、視野を広げて物事を考える必要があります。そのときに、強い味方になってくれるのが、この本だとぼくは思います。これからの時代を生きる20代の若者は、絶対に読んでおくべき1冊です。