Accessからレンタルサーバー(Xserver)のデータベースにODBC接続する方法①【サーバー設定編】

データベース

Webサービスを開発していて「サーバー上のデータベースをローカルのAccessで参照したい」という要望があり、対応したときの方法を備忘録としてまとめます。

使用した環境

  • Xserver(外部データベースとして使用します)
  • Access2016(ローカルPCから外部データベースを参照する際に使用します)
  • teraterm(サーバーにssh接続、ポートフォワードするために使用します)

事前準備として、上記の環境を整えておきます。
Accessのバージョンは何でもOKです。

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Xserver上でデータベースを作成する

まずは、Xserverのサーバーパネルにログインして、ローカルから接続するデータベースを作成します。

すでに作成が済んでいる方は、sshキーを作成するに進んでください。

MySQLユーザーを作成する

[サーバーパネル]ー[データベース]ー[MySQL設定]をクリックします。

[MySQLユーザ追加]を選択します。

ユーザID、パスワードをそれぞれ入力します。
ここで入力した情報は、後ほどデータベースにアクセスする際に使用します。
大切に保管しておいて下さい。

[MySQLユーザの追加(確定)]をクリックします。

データベースを作成する

[MySQL追加]をクリックし、データベース名を入力します。
文字コードは、基本的にはデフォルトのままでOKです。

[MySQL一覧]をクリックし[アクセス権未所有ユーザ]から先ほど作成した、ユーザ名を選択します。

追加をクリックすると、[アクセス権所有ユーザ]に追加されます。
これで、接続可能なデータベースを作成できました。

[MySQL一覧]の下の方に書いてある、ホスト名を控えておいて下さい。
こちらもデータベースに接続する際に使用します。

これでデータベースの作成は完了です。

次にsshキーを作成します。

sshキーを作成する

セキュリティ上の仕様で、ローカルのPCからサーバー上のデータベースに直接アクセスすることはできません。

ローカルのPCからサーバーにssh接続し、そこからデータベースにアクセスする必要があります。

[サーバーパネル]ー[SSH]ー[SSH設定]をクリックします。

[SSH設定]の状態が[OFF]になっている場合は、[ONにする]をクリックして[ON]にします。

[公開鍵認証用鍵ペアの生成]をクリックし、パスフレーズに任意のパスワードを入力します。

[公開鍵認証用の鍵ペア生成(確定)]をクリックすると、sshキーをダウンロードできます。

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まとめ

サーバー上で行う設定は以上です。

今回のポイント

  • 外部から接続可能なデータベースを作成するには、MySQLユーザーを作成してデータベースに割り当てる
  • ローカルPCからサーバー上のデータベースにアクセスするには、サーバーにssh接続する必要がある
  • 事前にサーバー上でsshキーを作成しておく

次回はローカルPC側の設定手順を解説します。