小耳症特有の悩み【経験談】
- 小耳症で悩んでいる
- 子どもが小耳症で、今後どんな壁が待ち受けてるのか分からず不安
- 経験者の話を聞きたい
こういった疑問にお答えします。
ぼくが一番悩んだのは中学生~高校生の頃でした。
自分が他の人と違うことに、劣等感を感じ始めた時期です。
この記事を書いているぼくは、右耳が小耳症です。今年23歳になります。
今では、自分が小耳症だということを忘れるくらい、気にしなくなりました。
もちろんそうなるまでには、様々な悩みや葛藤もありました。
自分の経験談が参考になればと思って書いています。
このあたりは、こちらの記事でも解説しています。
小耳症は手術で治すべきか【自分は手術しませんでした】 | 青山重太のブログ
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整容検査のときのヘアスタイルで悩んだ
中学校までは髪を伸ばして、耳が見えないようにしていたのですが、高校に入ると整容検査がありました。
定期的に、髪の長さについて指導されるのですが、男子は髪が耳にかからないようにする必要があり、悩みました。
しょうがないという思いで、嫌々切っていました。
周りの友達からは特に突っ込まれることはなかったです。
いじめに遭うことはなかった
「人と違うところがあるといじめられるのでは?」と思うかもしれませんが、ぼくは今まで生きてきて、いじめにあったことはありません。
小耳症が原因となって、いじめに遭うことは無いと思います。
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マスクがうまくかけられない
インフルエンザなどが流行ると、学校でマスクをかけるように指示されると思います。
右耳にマスクの紐をうまくかけられずに悩みました。
紐を頭の後ろでむすんでいましたが、着脱がたいへんで苦労しました。
今でもマスクはあまりかけることは無いですね。その代わりに風邪などには気をつけて生活しています。
同じ理由でイヤホンも片耳しか付けられず、音楽を聞くときはヘッドホンを使用していました。
音の方向感覚がない
耳が聞こえない人独特の感覚だと思いますが、音がどの方向から鳴っているのか分かりません。
なので、声をかけられても、どの方向から声をかけられたのかわからないため、キョロキョロしてしまうことがあります。
それで困ることはありませんでしたが、反応が一歩遅れることがあるので、知らない人から見るとちょっと不思議に見えたかもしれません。
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ガヤガヤしたところで話しかけられるとよく聞こえない
聞こえない右側から話しかけられると、よく聞き取れず、聞き返してしまうことがありました。
なるべく人の右側に立つように工夫していました。
今もガヤガヤした場所はあまり好きではありません。
小耳症の人が一番イヤなこと
周りの人に気にされることが一番イヤでした。
たまに大丈夫?などと声をかけてくれる人もいます。優しさのつもりなのかもしれませんが、実はそれが一番傷つきます。
耳が聞こえないなら聞こえないなりに、なんとか生活しようと考えます。周りの人からは、気にせず普通に接してほしいという気持ちが強いです。
なので、小耳症の子を持つ親御さんであれば、耳のことについて、子供の方から話してこない限りは、触れない方がいいと思います。
「両親もやっぱり気にしてるんだ」と思ってしまったときが一番つらいです。
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小耳症の子とどう向き合うべきか
小耳症について悩むのは、自分自身が気にしてるときだと思います。
気にしてしまうと、周りの視線が異常に気になったり、消極的になったりします。
しかし、今になって思うのは、人は他人にそんなに関心がないということです。
髪を刈り上げていても、ぼくが小耳症だということに気づかない人も多いですし、彼女ですら忘れていることもあります 笑
ぼく自身、小耳症を自分の個性として受け入られるようになるまでには、相当時間がかかりました。
もちろん辛いこともありましたが、両親が真剣に相談に乗ってくれたので乗り越えられました。
親御さんは心配かもしれませんが、こちらからはあまり触れず、相談されたときに真剣に向き合ってあげるべきです。